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元肥に使う「マグァンプK」の適量とは?

 元肥に使う「マグァンプK」の適量とは?


マグァンプKは元肥用の化成肥料として非常に有名ですが、YouTubeなどの動画サイトや植え付けの解説では結構適当に入れてる方が多いように思います。
後述のとおり、やや多すぎる施肥量でも害の心配はほぼありませんが、入れすぎは勿体ないですよね。
そこで、ちゃんとした秤で量ってみました。


マグァンプKとは?

マグァンプKとは、ハイポネックスジャパンが製造・販売する緩効性化成肥料です。
肥料の有効期間違いにより大粒(2年)・中粒(1年)・小粒(2ヶ月)のラインナップがあります。

植物の生育に必要とされる三大栄養素である 窒素・リン酸・カリはもちろん、微量要素として欠かせないマグネシウムを主成分としており、それらの成分の頭文字を取って「マグァンプK」と命名されています。

詳しくはハイポネックスジャパンのHPをご確認ください。


マグァンプKの特徴

① リン酸分が突出して多い

植物の生育に必要とされる三大栄養素が含まれる割合は、
窒素:6 リン酸:40 カリ:6 マグネシウム:15
となっており、リン酸分が突出して多いのが特徴です。

リン酸は主に花や実付きをよくする成分ですが、これが突出して多いため、たくさんの花を長期間咲かせる植物(例:ペチュニアなど)に向いています。

② 肥料焼け・肥料当たりが極めて少ない

マグァンプKは植物の根から出る酸によって肥料成分が溶け出す構造のため、植物の成長につれてゆっくりと肥料が溶け出して効いてきます。
また、肥料が直接に根に当たっても肥料焼けを起こす心配がほぼありません。

よって、少々与えすぎても障害が出る恐れがほとんどないため、この商品を使った実演は量を正確に測らず使用されているケースが多いです。


裏面記載に見る適切な施肥量とは

鉢植えの草花類や野菜の場合、
 4号鉢(鉢の直径が約12cm):4g
 5号鉢(鉢の直径が約15cm):8g
と記載があります。

また、
「用土1ℓあたり2~8gが使用量の目安です。」
とあります。
5号の丸鉢ですと標準的な土の量が1ℓですので、草花類や野菜類では目安の上限ギリギリの8gを狙った施肥が推奨のようですね。

以上より、
 6号鉢(鉢の直径が約18cm):17g
 8号鉢(鉢の直径が約24cm):40g
 10号鉢(鉢の直径が約30cm):67g
がおよそ適切な施肥量となります。

観葉植物など、あまり肥料を必要としない植物については裏面記載をみながら施肥量を抑えていく必要がありますので注意しましょう。


マグァンプK(中粒)の実測

年間通して常に肥料を必要とする植物は少なく生育期でない期間は肥料を切らすことが多いことと、年に1度は植え替えをするものが多いため、有効期間が1年間の中粒が最も使いやすいです。
ここではマグァンプKの中粒で量ってみたいと思います。

小さじ1/2:2g


小さじ1:5.5g








中さじ1:10.5g
大さじ1:17g

以上より、
鉢植えの草花類や野菜における、よく使う以下の号数の鉢における施肥量は

 6号鉢:小さじ3杯(16.5g) または 中さじ2杯弱(20g)
 8号鉢:中さじ4杯(42g)
 10号鉢:大さじ4杯(68g)

と考えるとよさそうですね。


おわりに

いかがでしたでしょうか。

肥料は適量を守ることで、必要な量の施肥をしつつも・無駄に肥料を消費することを防ぐことができます。
色々な物資が値上がりしている昨今ですし、肥料も資源ですのでなるべく無駄にせずガーデニングを楽しみたいものですね。


*** 最後までご覧いただき ありがとうございました!(#^^#) ***

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