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簡単!怖くない!クリスマスローズ 株分けの方法

 簡単!怖くない!クリスマスローズ 株分けの方法

クリスマスローズ

夏は休眠しているクリスマスローズも、朝晩が涼しくなってくる秋口から動き出してきます。そんな秋はクリスマスローズのお手入れをする絶好の時期です。
ここでは大胆な!?株分けの仕方をご紹介します。


植え替え・株分けについて

ここでは株分けや植え替えの際のポイントについて解説します。

植え替え・株分けの適期は?いつになったら手入れOK?

残暑が過ぎて涼しくなってくる9月下旬から10月頃が適期となります。
クリスマスローズは夏に休眠しますが、朝晩が涼しくなってくると新芽が動き出します。
この新芽が動き出す時期が、植え替えや株分けをするチャンス!
株元に新芽が出てきたら株が動き出した証拠なので、新芽を見つけたらもうお手入れできますよ!

株分けをするか・しないかは、株の真ん中が空いているか・いないかで判断するとよいです。

植える土はどんなものがいい?

クリスマスローズ専用の土も販売されていますのでそれを使うのが無難ですが、一般的な草花用培養土で全然大丈夫です。
ただし水はけが良い土を好みますので、市販の培養土で水の抜けが悪いようなら赤玉土を3割くらい混ぜるとよいと思います。

私はクリスマスローズを地植えで育てていますが、元々の庭の土(真砂土が主)にバーク堆肥や腐葉土をすきこんだ程度の土でもしっかり元気に育っています。
クリスマスローズはそんなに土質を選ばないので、あまり神経質にならなくても大丈夫です。

地植えに適した場所は?鉢植えは?

明るい日陰または半日陰になる場所が適しています。

シンボルツリーの株元など、木陰になるくらいの場所が丁度いい印象です。
夏は苦手ですが意外と耐えてくれます。ただし、土があまりに高温だと枯れるので、地植えでも南側ブロック塀の側など、土が高温になりやすいところは避けましょう。

鉢植えの場合は、なるべく鉢が直射日光に当たらないように気を付けてください。

真夏の直射日光が当たる場所は、葉焼けを起こすので避けた方がよいです。
明るい日陰がない場合は、遮光ネットなどをうまく活用するとよいです。


株分けの方法

では早速、株分けの仕方をご説明します。
モデルとなる株は、地植えでおよそ3~4年そのままほったらかしの株です。
ちょっと大きくなりすぎたので、今回掘り起こして株分けしていきます。

① 株を掘り起こす

クリスマスローズを掘り起こす前
こちらの写真の株は、シンボルツリー:シマトネリコの東側の株元に地植えしていた株です。随分と大きくなってしまいました。

この株を掘り起こしていきますが、剣先スコップなどを使って、葉の外側とほぼ同じくらいの位置から外周をぐるっと掘っていくと根をうまく残しやすいです。

私は剣先スコップではなく、こちらのフォークを使っています。
こちらの方が、隣接する植物の根を傷めにくいのでオススメです。
クリスマスローズ 掘り起こし後
右の写真が、掘り起こした後の株です。
あまり葉焼けも起こしておらず、非常に健康な株ですね。

葉焼けした葉や枯れた葉があれば、今のうちに取り除いておきましょう。




② 株を分ける位置を決める

クリスマスローズ 株分けの位置
株を分けるにあたりどこで分けるかは、株元が空いているところで分けるようにします。

右の写真だと、ちょうどガーデンスパチュラを当てているところ。
ここがちょうど株元が空いているのが分かると思います。

クリスマスローズは成長すると中心部から新芽が出てこずに外側から新芽がでてくるので、真ん中がポッカリ空いてしまいがちになります。その空いたところで分けていきます。

③ 株を分ける

クリスマスローズ 株分け後
株分けの際は、素手で引き裂くように分けていけるようでしたら、それが一番です。

しかし今回の見本のような大きい株になってくると、とてもではありませんが手で分けることはできません。
その場合は、私はガーデンスパチュラをノコギリのように使って切り分けるのをオススメします。
ガーデンスパチュラを使うと、大きい株でも綺麗に切り分けることができますよ!

切ったあとの切り口は、保護のために草木灰をつけておくといいですね。
写真の向かって左は切り口に草木灰をつけており・右は草木灰はつけていない状態です。

今回は株が大きいので、4つに分けることができました。

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ガーデンスパチュラは、「植え替え名人」で検索すると出てきます。
私は今回、株が大きいのでこちら↓の長いサイズを使いました。

普段はこちら↓の短いサイズを使っています。


草木灰はこちら↓

④ 植え付け

クリスマスローズ 植え付け後
株分けが終わったら、植え付けを行います。

基本的に地植えの場合は元の位置に植え付けることが多いと思いますが、植え付け前にバーク堆肥や元肥などを入れ、土壌改良をしてから植え付けをする方が良いです。

このあと私も土壌改良を行いますので、当面は鉢植えで管理して、後に地植えに戻そうと思います。


おわりに

いかがでしたでしょうか?
こんなに手荒にして大丈夫なの…?と思われるかもしれませんが、大丈夫です。
このあとの管理は、水切れさせないように気を付けましょう。
冬の寒さで成長が止まる前に、しっかり根を張ってくれますよ!

株分けした最初のシーズンは開花しない場合がありますが、翌年は開花してくれますのでそれまで開花を楽しみに待ちましょう。


*** 最後までご覧いただき ありがとうございました!(#^^#) ***

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